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2009.01.19 15:30

米イエール大学の基金運用担当スウェンセン氏に独自の投資理論を聞く―WSJ紙(前編)

WSJ紙が、積極的なオルタナティブ投資で知られる米イエール大学の基金運営責任者スウェンセン氏に単独インタビューを行った。【12日 ウォールストリート・ジャーナル】

デビッド・スウェンセン(David Swensen)氏の運用手法は、伝統的な株式や債券を重視する手法ではない。非伝統的なヘッジファンドやプライベート・エクイティ(PE)ファンド、石油・天然ガスへの投資を重視し、2008年6月までの過去10年間で、プラス16%の平均リターンを上げている。

これは、同期間のS&P500種のプラス2%の8倍で、イエール大学の資産規模も3倍の230億ドルと、ハーバード大学を追随するほどまでに拡大してきている。しかし、それほど高い運用成績を続けてきたイエール大学といえども、最近の金融危機の悪影響からは抜けだせないでいる。

イエール大学の2008年6月以降のリターンは、同12月まででマイナス25%と悪化しているからだ。大学は予算削減に迫られ、スウェンセン氏自身にとっても2008年は1988年以来初めて運用成績の赤字転落を経験するばかりか、スウェンセン氏の投資手法を踏襲した他の基金も損失を出している。

それにもかかわらず、スウェンセン氏は、独自の投資手法を放棄する考えはない。同氏の独自の投資理論をまとめた自著『Pioneering Portfolio Management』(邦題名『勝者のポートフォリオ運用』)を2000年に出版しているが、今月には、新たに加筆された再版本を発刊する予定だ。

スウェンセン氏との単独インタビューでは、最近の金融危機問題から、ヘッジファンドやPEファンド、2008年12月に5,000億ドルもの投資損失が発覚したメードフ巨額詐欺事件、さらにはイエール大学が実践している基金運用をめぐる問題などについて聞いてみた。

以下は主な一問一答の要旨。

WSJ:初版は2000年でしたが、このほど再刊するにあたって時代遅れになったと感じた部分はありましたか?

スウェンセン氏:そんなことは全く無い。初版本は1990年代の10年間の成功した投資手法について書かれており、その中で人々がまずしなければならなかったのはS&P500種株価指数への投資だった。しかし、その後の10年間は、分散投資戦略が登場してS&P500種への投資戦略だけでは意味をなさなくなった。この本では、利益を上げることの出来る代替手法を取り上げている。
後編に続く


Dow Jones
12 Jan 2009 22:58 GMT
WSJ(1/13) Yale's Chief Investor Plays It By His Book

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