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投資信託業界情報

2008.09.05 13:38

【HFK独自取材】インタビュー:国際投信「グローバルETFオープン」(後編)

ヘッジファンドクルーク(HFK)は、ETFを利用した日本初の投資信託「グローバルETFオープン」を組成した国際投信投資顧問を訪問取材した。以下は取材内容をまとめたものである。(前編はこちら

 

 

 

 

 

 

 

【BGIの最適化テストで厳選されたETF25本】

HFK:「グローバルETFオープン」が投資するETFを25本にした理由を教えてください。

国際投信:コア・ファンドとして長期的な資産形成をするため、はじめに4つの資産区分(インフレ対応、先進国株式・国債、インカム、新興国株式)を決定しました。BGIが様々な最適化テストを実施し、各資産区分のウエイトやETFの銘柄を選定しました。

選定に際してはETFのトラックレコードだけではなく、将来の成長性やリスクを織り込んで最適化し、その結果として当ファンドの投資先が25本でスタートすることとなりました。

HFK:先進国国債部分では多くの債券ETFに投資されていますが、1本で米国の投資適格級債券市場のパフォーマンスに連動する「iShares Lehman Aggregate Bond Fund(AGG)」を組入れなかった理由を教えてください。

国際投信:AGGには住宅ローン担保証券など国債以外の商品が含まれていたからです。また、当ファンドは長期投資を前提としていますが、各投資先ETFがどのような運用をしているかを把握しておく必要もあります。AGGのようなETFの場合、運用先を精査することは難しいため採用を見送りました。

【メイン・ターゲットは団塊の世代】

HFK:「グローバルETFオープン」がメインとする投資家層を教えてください。

国際投信:定年退職をむかえる団塊の世代(55~60歳)がメイン層になると期待しています。昨今の長寿リスクをヘッジするためには長期的に安定した資産形成が求められています。当ファンドはこうしたニーズに適していると思います。もちろん若い世代の方による購入も期待しています。

HFK:ターゲット層と関連していると思いますが、「グローバルETFオープン」の収益分配を2ヶ月に1度にした理由を教えてください。

国際投信:組成の段階では年1回の分配型も考えていましたが、分配金へのニーズが強かったのも事実です。定年退職後のシニア層をメイン投資家層と考えていることもあり、年金の支払いのない月に合わせて2ヶ月に1度の分配を行うことにしました。ただし、今後、運用を進めていく中で、1年決算型など分配回数を減らした商品が登場する可能性もあると思います。

HFK:お話の中で、「長期投資」とおっしゃっていましたが、長期とはどの程度の期間でしょうか。

国際投信:期待収益の考え方によって期間は様々で特定はできません。5年以上とお考えください。

HFK:次に手数料で気になった点をお伺いしたいのですが、申込手数料を2.1%に設定した理由を教えていただけますか。

国際投信:申込手数料については販売会社が決定することですが、リスク水準や長期投資目的のコア・ファンドとして販売するのであれば、3%を上回る手数料では投資家の方に対して厳しいのではないか、との意見もあり、上限税込み2.1%の水準になりました。

【グロソブとは違う「資産形成のコア」になる商品】

HFK:現在「グローバルETFオープン」は三菱UFJグループ(MUFG)のみで販売されていますが、MUFGを販売会社に選んだ理由はあるのでしょうか。

国際投信:商品開発の早い時期からMUFGの証券会社や銀行に商品開発の打ち合わせに加わってもらい、販売会社からの視点でのニーズを取り入れるようにしました。このためMUFGが販売機能を担うことになりました。MUFGも資産形成のコアとなる商品を望んでいたようです。

HFK:貴社の運用するグローバル・ソブリン・オープンの純資産総額は5兆円を超えていますが、「グローバルETFオープン」の目標純資産総額を教えてください。

国際投信:残念ながらまったくわかりません。資産運用のコアとなることのできる商品性をもったファンドであるので、純資産総額の拡大が期待できると思っています。ただし、個人投資家にとってETFの認知度はまだ低く、ETFの認知度の向上に加えて、当ファンドを正しく御理解いただくことが重要であると思っています。

HFK:今後、第2弾、3弾のETFを利用した投資信託を組成する予定はございますか。

国際投信:現段階では決まっていません。「グローバルETFオープン」の状況に応じて、今後、新たな投資信託を組成する可能性はあると思います。

HFK:わかりました。以上です。長時間ありがとうございました。

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