
2008.03.21 13:15
豪州上場の日本投資型REIT、追加証拠金の差し入れ不可能と公表―市場価格は半値へ

豪州に上場する不動産投信(REIT)のルビコン・ジャパン・トラスト(RJT)は18日、19日が期限となる3,000万豪ドルの追加証拠金の差し入れは不可能と発表した。同社の株価は半分以下に落ち込んだ。豪株式市場では、RJTの価格が18日に前日の半値以下となった。
金融不安が深刻化しており、銀行が融資引き締めに乗り出したことから、豪州の金融機関やファンドでも、追加証拠金の差し入れが要求されるケースが増えている。ルビコンは、融資先のナショナルオーストラリア銀行と協議を進めているが、合意に達しなかった場合、債務不履行に陥ることになる。
RJTは、アルコ・ファイナンス・グループ傘下のルビコン・ホールディングスが運用する3本のファンドの中の1本。RJTの市場価格は、18日に前日比57%減の0.10豪ドルとなった時点で取引停止となった。同ファンドは今年初めには0.70豪ドル付近で取引されていた。
アルコは、世界的な信用収縮で大きな損失を抱えており、負債返済のために資産の売却を迫られている。昨年5月以降、同社株は95%下落しており、役員が3名辞任している。 RJTは、日本の商業不動産を22件保有しており、テナント数は300余り。同社のウェブサイトによれば、評価額は約1,150億円(12億ドル)になるという。
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