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2008.11.21 18:07

【HFK独自取材】安心・長期で預けられる投信を目指す「ひふみ投信」(最終回)

第1回第2回第3回からの続き)ヘッジファンドクルークは、独立系運用会社による直販型投信「ひふみ投信」を運用するレオスキャピタルワークス株式会社のシニア・ファンドマネージャー、立田博司氏にインタビュー取材をした。

今回は、インタビュー内容を記した連載記事の最終回となる。(全4回)

 

 

 

ファンドマネージャーも投資する「ひふみ投信」

HFK:ひふみ投信には、従来のファンドの仕組みとは異なる部分が多く見受けられますが、その他に特徴があれば教えてください。

立田:ひふみ投信を組成する段階で、社員全員が納得する投資信託をつくろうと決めたことから、全社員参加型のプロジェクトにしました。投信会社の社員は、自分たちの会社がつくる投資信託は購入していないという話をよく聞きます。

その理由は、「手数料が高い」「運用者を信用していない」などですが、自分たちが欲しくない商品をお客様に販売していることになります。

ひふみ投信は、まず社員自らが、ぜひとも買いたくなるような商品を目指して組成しました。もちろん、私自身もしっかりひふみ投信を買っています。その上で、投資信託のことを全く知らない人でも、仕組みを理解し、安心・納得して購入してもらえるような商品を目指しています。

HFK:運用者が自身のファンドに投資することは、ヘッジファンドでよく見られます。自身の財産を投資することで、運用への覚悟と信頼を投資家に示し、資金を集めます。ひふみ投信の購入を考えている方にとっては、何よりも心強いことだと思います。

立田:投資家と運用者が同じ方向を向き、同じリスクを取っている。これが、お客様に対してひふみ投信の良さをアピールする最も説得力のあることではないでしょうか。

「ひふみ投信」の運用戦略―内需が強い、当面は日本株で運用

HFK:ひふみ投信は、10月1日から運用が開始されましたが、市場環境を考えると、厳しいスタートだったのではないでしょうか。

立田:その反対で、実は最高のスタートでした。信じられないくらい割安な価格で株式を買うことができたからです。秋口に設定を行ったのは、ファンドマネージャーとして、この時期に相場が下落するとの見通しをもっていたためです。したがって、この時期に設定をすれば、基準価額の1万円を下回ることなく、運用できると考えていました。

今後の運用戦略ですが、海外株式市場の厳しい状況が続く中、日本の株式市場は、相対的に見て一番良い位置にいると思っています。来年、再来年も円高傾向が続き、内需株が相対的に有利になると思います。

内需が有利というと、首を傾げる方もいらっしゃると思いますが、日本の内需は、弱いとは思っていません、むしろプラスに見ています。当面は、日本株が強いと見込んでいるので、日本株中心の運用を考えています。そして、日本株が上がりきったところで割安となった海外株を買い増していくつもりです。

HFK:「ひふみサロン」や「ひふみアカデミー」に参加されるお客様の反応はいかがでしたか。

立田:やはり、日本株はダメだと考えている方が多いようです。でも、サロンやアカデミーに参加されて、私どもの説明を聞いていただくと納得していただけます。おかげさまで、10月は非常に良い買い場があったため、プラスのリターンで終えることができました。

レオスの独自性―独立系直販投信の差別化を図るには

HFK:ここ数年、独立系の投資信託が次々と誕生しています。今後、大手を含め競合他社と競い合うためには、どのような差別化が必要だと思いますか。

立田:現時点(取材日の11月4日)では、ファンドのポートフォリオの開示をおこなっていませんが、11日に月次運用レポートを開示します。こちらをご覧いただければ、他社との違いがはっきりとお分かりになると思います(11月10日より「ひふみ投信」公式サイトで開示されている)。

運用者が異なれば、ポートフォリオも異なります。その点で、他の直販投信とは差別化されていると思います。(URL:http://www.rheos.jp/hifumi/information/monthly-report/hihumi_ayumi_Oct_v.pdf

ただ、弊社が強調したいのは、ファンドの運用戦略ではなく、資産形成の仕組みそのものです。資産形成の仕組みとは、お客様になり代わって資産運用を行うことです。

投資信託は、とかく運用だけが強調されがちですが、ひふみ投信では、運用戦略、手数料、投資目的、運用者との信頼関係など、お客様の側に立った総合的な資産形成の仕組みを提供します。その点が、直販の投信会社だけでなく、その他の多くの投信会社との最も大きな違いといえるかもしれません。

ひふみ投信は、これからもお客様の資産形成の仕組みの一部として、お客様と信頼を築き、お客様ともに歩んでいくつもりです。

(終わり)

レオス・キャピタルワークス株式会社
http://www.rheos.jp/

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